音読”好きな本を声に出して読んでみよう!”(5・6年生)
好きな本の好きな場所を選んで、音読する会でした。
授業の初めにまず、音読・朗読の意義とポイントを講義しました。その後、発表会です。
あみだくじで発表順を決め、選んだ理由の説明(宿題になっていた)→音読というふうに進めていきます。発表する生徒を、聞いている生徒が、説明5点、音読5点の計10点満点で採点し、優勝者を決めました。なぜその場を選んだのか、好きな理由を、物語と自分自身の背景も踏まえ、解説してくれました。音読自体も、とても心地のよいものでした。その文に対する想いをみんなうまく表現できたせいか、50文字程度のお気に入りのフレーズが無限の深さを感じさせ、本当に感銘を受けました。涙は見せませんでしたが、心の中では、ダーダーと溢れていました。
聞く側にまわって採点している生徒も、それぞれが共感や発見によろこんでいました。今回は全員共に“物語”の中のフレーズを準備していました。生徒それぞれのキャラクターに、しくっりくる選んだ理由と音読だったように思います。
全員が素晴らしかったので、採点結果の発表が心苦しく、全員優勝だと本心を言いましたが、ちゃんと集計し結果を出してほしいと生徒に促され、しぶしぶ点数を集計すると、なんと、1位タイと3位タイの2パターンの合計点数しかなく、その差も、わずか2点で、みんなが高いレベルのきん差で争ったことがしっかり結果となっていました。そのことにもとても驚きました。解説、音読、採点どれをとっても素晴らしい回でした。
他の人にも是非聞いて欲しかったと心の底から思いました。(オグリ)